カーオオブザイヤーの車たち2014〜2020
少し前になりますがワールドカーオブザイヤーでこの2019ー2020年の気になるイヤーカーが出揃いました
細かく言えば世界中にもっと色々な賞があるんですが。それは置いておきましょう・・
今回は特集として少し遡ってどんな車がイヤーカーに選ばれたのか調査してみました。
カーポケでは現行型のレビューを主に紹介していることもありますので2014年からスタートしたいと思います。
※写真は受賞当時の物とは限りません。
2013-2014「日本カーオブザイヤー」フォルクスワーゲン・ゴルフ
世界のベンチマーク車といえばこの車。
好きか嫌いかは乗ってから決めるべきでしょう。
高級車でもない、驚くようなスペックでもない、大きくも小さくもない。
平均点を積み重ねると「つまらない車」になりがちですがそうではありません『車』というものを高次元で組み上げたものがゴルフです。
2013-2014「欧州カーオブザイヤー」プジョー・308
出典“peugeot.co.jp”
従来より剛性を高めながら70キロも減量したEMP2プラットホームを採用。
走りや乗り心地の随所に感じるのはただ一辺倒のフランス推しではなく、世界市場が受け入れるドイツ的な『剛』も取り入れている。
プジョーが受賞するのは、1969年の504、1988年の405、2002年に307が受賞して以来4回目の受賞
出典“audi-press.jp”
初代世界カーオブザイヤーを制した2005年A6以来の2度目の受賞。
優れたエンジンと4種類のボディラインナップに加え、その全てが高級車のような素晴らしい走りだと評価されました。
2014-2015「日本カーオブザイヤー」マツダ・デミオ(現MAZDA2)
2012年のCX-5以来2年ぶりの受賞。
マツダの歴史的には第一回日本カーオブザイヤーをファミリアで受賞後、計5度目の受賞している(2015年時点)
コンパクトながら品質を犠牲にしない姿勢を打ち出したデミオ。
従来のコンパクト=安価なイメージを変えました。
国産車らしからぬコシのある足回りボディー剛性はドイツ的な香りも感じます。
2014-2015「欧州カーオブザイヤー」フォルクスワーゲン・パサート
新モジュラープラットホームMQBを採用、ワイドローを意識したダイナミックなデザインと高次元の走りと安全性が高く評価されました。
Dセグメントには同じドイツ勢など強力なライバルが多い中、受賞をものにしました。
2014-2015「世界カーオブザイヤー」メルセデスベンツ・Cクラス
世界カーオブザイヤー始まって以来初のメルセデス受賞車。
伝統的なFRのDセグメント車で安全性を含む高い完成度が注目されました。
2015-2016「日本カーオブザイヤー」マツダ ロードスター
2015-2016「世界カーオブザイヤー」マツダ ロードスター
2013年がCX5、2015にはデミオでの受賞とマツダの勢いが止まらない中での受賞。
この年はホンダS660との一騎討ちを制しました。
ワールドカーオブザイヤーは2011年の日産ノート以来5年ぶりの受賞。
メルセデスベンツGLCやアウディーA4を押さえての受賞でした。
さらにワールドカーデザインオブザイヤーも受賞と様々な快挙を成し遂げました。
ダウンサイジングして原点回帰を図ったMAZDA渾身のロードスターは世界に認められました。
2015-2016「欧州カーオブザイヤー」オペル・アストラ。
オペル車として初の受賞だったようです。(日本未発売)
2016-2017「日本カーオブザイヤー」スバル・インプレッサスポーツ/G4
それまでのインプレッサの格をワンランク上げた。
新プラットホームSGP採用の最初のモデルです。
これまでスバルは内装がイマイチ・・と言われていた過去があったがこのインプレッサでそのイメージを変えました。
運転支援技術アイサイトの高い安全性も評価されています。
2016-2017「欧州カーオブザイヤー」プジョー・3008
SUVブームが既に始まって数年が過ぎていましたが、これまでの受賞車はB〜Dセグメントのワゴンやハッチを擁する走りのバランスが
取りやすいモデルが多くを占めていました。
しかしここからはSUVが席巻します。
SUVの弱点は次々と改善され、熟成の期に入ったと言えるでしょう。
プジョーは308以来3年ぶりの受賞。
2016-2017「世界カーオブザイヤー」ジャガー・F-PACE
続く世界カーオブザイヤーもSUVに。
優雅なボディサイズに迫力の走りを兼ね備えたジャガーF-PACEが受賞しました。
プジョーの3008と同じくアーバンSUVが選出されました。
2017-2018「日本カーオブザイヤー」ボルボ・XC60
2017-2018「世界カーオブザイヤー」ボルボ・XC60
ボルボXC60は日本カーオブザイヤー、世界カーオブザイヤーに輝きました。
ボルボならではの世界観を見事に反映したSUVで優雅さと安全性を高次元で実現しました。
大型なボディを引っ張るディーゼルユニットもラインナップされ日本でも多くの支持を受けました。
2017-2018「欧州カーオブザイヤー」ボルボ・XC40
この年はボルボイヤーといっても過言ではないかもしれません。
XC40はコンパクトSUVの中に「お洒落で可愛い」という新しいデザイン要素を取り入れました。
この勢いそのまま日本へ、翌年の日本カーオブザイヤーを受賞します。
2018-2019「日本カーオブザイヤー」ボルボ・XC40
XC40の受賞に異論はありませんが、この年はフォレスターやジムニーがコンプライアンス的な問題で辞退するという事態が発生しました。
トヨタ渾身のカローラスポーツは健闘したものの次点に終わりました。
2018-2019「欧州カーオブザイヤー」ジャガー・E-PACE
SUVの種類も豊富になり、XC40のようなコンパクトSUVに市場が注目をはじめました。
その中でもパワーパフォーマンス色の強いE-PACE、スポーツカーユーザーもターゲットにする強烈なインパクトの車が登場し始めます。
2018-2019「世界カーオブザイヤー」ジャガー・I-PACE
EVでありスポーツでありSUVカーであることの価値がこの車の場合高く評価されました。
ジャガーは欧州カーオブザイヤーからの連続受賞。勢いを感じます。
パフォーマンスや楽しさ、クオリティだけでなくクリーンであることも必要なことが示されました。
2019-2020「日本カーオブザイヤー」トヨタ RAV4
新しいプラットホームTNGAが与えられたRAV4が受賞。
世界初の新型エンジンを搭載したMAZDA3を退けて日本カーオブザイヤーに輝きました。
トヨタ車はプリウス以来10年ぶりの受賞。
よりパワフルでエコな PHVもラインナップされました。
2019-2020「欧州カーオブザイヤー」プジョー・208
ルノーやフォードのコンパクトハッチやSUVを、そしてポルシェやテスラなどのハイパフォーマンスEVを押さえ、プジョー208が欧州カーオブザイヤーに輝きました。
SUVには出せない高いドライビングフィール・動的質感。
またガソリン、ディーゼル、EVモデルを同じプラットホームCMPで実現。
Bセグメント車と思えない内外装の質感が高く評価されました。
おまけ
2019-2020「世界カーオブザイヤー」KIA・テルライド
日本では大型SUVのカテゴライズされますが、海外ではミドルサイズなんだとか・・